紙の月
あらすじ
2014年公開の日本映画。角田光代の同名小説を『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八・監督が、宮沢りえを主演に迎え映画化したサスペンス。銀行で働く平凡な主婦が、年下の大学生との出会いを機に、巨額の横領事件を引き起こすさまを描く。
最初に宮沢りえが出てきたとき、なんていけてないおばさんなんだ、と思った。
女優さんってほんとすごい。
自分の意思があまりなくて、ないというかどこからか人生の過程で意思を持つことをやめてしまったみたいな感じ。
そんな女性が、何かのきっかけで少しずつ変わっていく。気づいたら、最初に比べるとすごく変わっていた。
お金で心が満たされることはほんとはあるのかないのか、最後に逃亡するシーンまではすごく良くて、どんどん深みにはまっていく感じが怖いけど見たいみたいな、いい映画だった。
でもなんでラストはタイに行った?行ってもいいけど、つまり逃げ切ったってことなのか、彼女の心のわだかまりが溶けたみたいになってたけど、そこ必要あったかなって思った。
一緒に出ている人たちも素晴らしい。
ラストだけが、勿体無かった。
★★★☆☆ 普通におもしろかった
アマゾンプライムに入っていたら見れる