にさんぎょう感想文

日々見たものについて短い感想文など

国際

それでも、私は憎まない

パレスチナで生まれて、努力を続けて医者になり、イスラエルで働く医師の手記。自分の子どもと姪が理不尽な爆撃により停戦の数日前に殺された。それでも平和のために憎まず努力をするという、報復と平和を願う気持ちの行ったり来たりリアルな体験談。読んで…

現地ルポ パレスチナの声、イスラエルの声―憎しみの“壁”は崩せるのか

色々な立場のパレスチナ人とイスラエル人両方に取材したルポ それぞれの立場で平和を考え、憎しみ合ったり許し合ったり思ったより様々な意見 自治区内のパレスチナ人権力者による横暴もあるし、解決まではほど遠いと改めて実感

アクト・オブ・キリング

1960年代にインドネシアで起きた共産主義者排除のための大量虐殺者の告白 人は何にでもなれるし、客観視できないことにはやったことに気づけない そしてこの映画がつくられる過程について沢山考えること知りたいことがある

沈黙を破る-元イスラエル軍将兵が語る"占領"

イスラエル軍に所属しパレスチナでの残忍な占領を退役兵士たちが語る 読んでいると、怪物と化した兵士たちもまた被害者であるような気がする もちろん残忍な行為は認められないが、それが戦争の怖いところなのだ

ガザの悲劇は終わっていない

事前知識がある程度ある人向けのレポート しかしほんとにひどい攻撃が行われていた事に想像力を遮断したくなる 戦争という名での正当化、人々の判断力が欠如していく様も恐ろしいものだ

地図にない国からのシュート

イスラエル・パレスチナ問題をサッカーを起点にしながら取材したレポ なぜこの問題が起きたのかも簡単に説明されていて読みやすく分かりやすい 問題を改めて認識すると共に、民族とは、国とはなんなのか自問自答せざるを得ない