紙の月
あらすじ
2014年公開の日本映画。角田光代の同名小説を『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八・監督が、宮沢りえを主演に迎え映画化したサスペンス。銀行で働く平凡な主婦が、年下の大学生との出会いを機に、巨額の横領事件を引き起こすさまを描く。
最初に宮沢りえが出てきたとき、なんていけてないおばさんなんだ、と思った。
女優さんってほんとすごい。
自分の意思があまりなくて、ないというかどこからか人生の過程で意思を持つことをやめてしまったみたいな感じ。
そんな女性が、何かのきっかけで少しずつ変わっていく。気づいたら、最初に比べるとすごく変わっていた。
お金で心が満たされることはほんとはあるのかないのか、最後に逃亡するシーンまではすごく良くて、どんどん深みにはまっていく感じが怖いけど見たいみたいな、いい映画だった。
でもなんでラストはタイに行った?行ってもいいけど、つまり逃げ切ったってことなのか、彼女の心のわだかまりが溶けたみたいになってたけど、そこ必要あったかなって思った。
一緒に出ている人たちも素晴らしい。
ラストだけが、勿体無かった。
★★★☆☆ 普通におもしろかった
アマゾンプライムに入っていたら見れる
百円の恋
あらすじ
32歳の一子は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だった。心に問題を抱えた店員たちとの生活を送る一子は、帰り道にあるボクシングジムで、一人でストイックに練習する中年ボクサー・狩野(新井浩文)を覗き見することが唯一の楽しみとなっていた。ある夜、そのボクサー・祐二が百円ショップに客としてやってくる。狩野がバナナを忘れていったことをきっかけに2人は距離を縮めていく。なんとなく一緒に住み始め、体を重ねるうちに、一子の中で何かが変わり始める。
一方、祐二はボクサーとしての定年を前に最後の試合に臨み惨敗を喫し自暴自棄になって家を出ていってしまう。残された一子は、なぜか自らボクシングを始める。痣だらけになりながらもそこに仄かな希望を見い出していく―。
とにかく面白い映画だった。
安藤サクラがめちゃくちゃ上手いんだなって、ちゃんとわかった。
底辺と呼ばれる人間を演じていた時から、ボクサーになって体を絞りあげたところまで実際数日しかなかったというので驚き。
前半は結構辛い。多分ニートやフリーターになったことがある人なら、自分に自信がなくて、でも世の中のせいにして、毎日が過ぎていくだけの人ってのがわかると思うけど、それがそのまま描かれていた。
道路で転ぶシーンがあるんだけど、薄いジャージにパンツが透けてるけど、それがいやらしいではなくて、汚いって感じた。それが真髄な気がする。
ボクシング楽しそうだなぁ。でもボクシングの試合のシーン見てたら、やっぱ絶対やりたくないなって思った。
試合のシーンはあれは特殊メイクなのだろうか。まじで殴られてるように思ったし、最後の白眼はやばい。
★★★★☆ 見たことを友達に話したい
アマゾンプライムビデオで見れる
BUTTER(1-6巻)
ダンスにはまっていく感じにぞわっとする、漫画の中の人と同じような感覚になる
僕らはみんな死んでいる(1-10巻)
ちゃんと完結してる!人の色々がほどよく混じって書いてあり不快にもならないちょうど良く面白い
かくかくしかじか(1-5巻)
1巻から最後が見えちゃうんだけど、そこまでの過程を描くことが重要な感じ。涙なみだ